栃木県内こども食堂見学隊―第10弾― おやまこども食堂笑光

112日に『おやまこども食堂笑光(えこう)』さんの見学に行ってきました!

 

その時の様子をご紹介します♪

場所は小山市民交流センターゆめまちの調理室。

コロナウイルスの影響で現在はお弁当の無料配布を行っています。

開催日は月2回の水曜日15時~!(無くなり次第終了)

隔週での開催が多いようです。

 

利用できるのは小中学生限定!

 

予約は必要ありません!

笑光さんの開設は、20178月。

こども食堂をニュースで見た中山さんは「孤食を減らしたい」という想いから、

まずはNPO法人笑光を立ち上げました。

 

 

もともとは共食という形で、親子で大勢が参加されていたそうですが、

現在の利用の対象を小中学生に限定しているのは、

一人になりがちな年齢であると感じているから。

『一人で待っていられるよね。と捉えられてしまう子どもたちがいる。』と。

 

 

笑光は子どもたちの見方!

食材は地域の方々が子どもたちのために寄付をしてくださっているもの。

だから子どもたちのために使いたい。

そのため、お金を払ったとしても親御さん、大人にはお弁当を配布していません。

 

中山さんの目指す笑光の在り方は、子どもたちが“気軽に話せる場所”。

 

親戚のおばちゃんに会いに行く感覚で来てほしいとおっしゃっていました。

 

こども食堂開催の日、ボランティアさんたちは13時に集まって来て、

調理が始まります。

 

この日は6人のボランティアさんがいらっしゃいました。

メニューは、月1回はカレーと決めているそうです。

この日はカレーではない日。

寄付の食材によって当日にボランティアさんで話し合ってメニューを決めます。

ボランティアさんの知恵が集まってお弁当が完成します。

 

「いろんな方の味付けがあっておいしいのよ。」と中山さんがお話しして下さりました。

15時~お弁当配布が始まります。

15時からは配布と調理が同時進行!!

 

その日の売れ具合によって用意するお弁当の数は異なります。

 

料理が足りなくなれば、途中でメニューが変わることも!

 

今回も2種類のお弁当が出来上がりました。

 

チームワークが良く、迅速な対応が素晴らしいですね。

 

長年やってきた笑光のボランティアさんたちだからこそ出来ることなのかな~と

思いました☆

 

この日のメインはチリビーンズ!!

白菜が豊富なこの時期にぴったりなメニューです!(^^)!

「お水を一切入れずによーく煮込むことがポイントなの~」と

ボランティアさんに教えていただきました。

 

 

味がよく染み込んでとっても美味しかったです!

ヘルメットを被って自転車で来る子どもたちが目立ちました。

 

子どもたちは学年、学校名をボランティアさんに伝え、

ゆめまちの調理室の窓からお弁当を受け取ります♪

 

足を運んでくれた小中学生の子ども達に直接渡すのが“笑光スタイル”☆

『親御さんと一緒に来たとしても子どもに手渡すようにしています』と

 中山さんはおっしゃっていました。

 

 

友達同士で来る子や一人で来る子も。

親御さんと来る子どもは少ない印象でした。

 

中山さんのお話によると、来ている子どもたちは学区内の子が多いそうですが、

たまに佐野や結城から来てくれる子も。

「小中学生なら誰でもウェルカムだよ~」とおっしゃっていました。

 

18時くらいまで、取りに来る子どもがいました。

 

この日のお弁当配布数は約70個だったそうです☆

 

 

明るいボランティアさん達にお話を聞くことができました♪

 

ほとんど開設時からの変わらないメンバー。

 

いつメン(いつものメンバー)なの~と、とても仲が良さそうでした♪

“こども食堂をやっていて良かったな~”

と思うエピソードを教えてくださいと質問してみました!

 

寒くて、風が強い日、最後まで外で子どもたちをずっと待っていたボランティアさん。

「子どもたちが公園でお弁当を食べ終えて、美味しかったよ~とわざわざ伝えに来てくれることが本当に嬉しかった。顔なじみの子がいるのも元気の源です。」と。

 

こども食堂を始めてから身体が強くなったというボランティアさんは

「楽しく料理をして、美味しいと言ってもらえて毎回満足感を得て帰るのよ。」と。

 

久しぶりに参加したというボランティアさんは

「ここに来ると気持ちが明るくなる。いる人がみんな元気だから。」と。

 

笑光さんのボランティアさんたちが開設当初から変わらない理由が分かった気がしました。

 

代表の中山さんは将来、駄菓子屋をやりながらこども食堂、子どもの居場所を作りたいそうで、年齢に関係なく集える場所を作ることが出来たら最高です!

と今後の展望も教えてくださいました。

 

 

「子どもたちの笑顔が明るい未来をつくる光となる」と名づけられた笑光(えこう)

子どもたちの小中学生の時代を支える、温かい場所であると感じました。

 

 

(記事作成者:酒井珠寿)

 

 

おやまこども食堂笑光

開催日時 月2回水曜日15時~

     開催日はfacebook「おやま こども食堂 笑光(えこう)」でご確認ください。

     https://www.facebook.com/egaonohikari39/ 

場所   小山市民交流センターゆめまち調理室(小山市東城南4-1-12

駐車場  有り

参加費  無料(小中学生のみ配布) 

予約   不要

連絡先  facebookまたは、

     笑光公式ライン(チャットでの問い合わせのみ)

     https://line.me/R/ti/p/%40619azvat 

 

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