12月1日に足利市にある『足利流こども食堂ふれ愛よこまち』さんを訪れました。
場所は、葉鹿小学校近くのコミュニティーカフェよこまち。
普段は8時~16時まで、カフェを運営されている場所ですが、
第1・3水曜日の午後5時半~6時半の間、こども食堂を開催。
お弁当をテイクアウトできます。
料金は、中学生以下無料。それ以外の方は300円です。
70食限定で、予約は取っておらず、どなたでもご利用できます。
こども食堂は、葉鹿町の地区社会福祉協議会、育成会、民生・児童委員、社会福祉法人渡良瀬会と町の有志による組織である「ふれ愛よこまちの会」が運営しています。
こども食堂を始めたのは、2017年11月。
運営スタッフの方が社会福祉協議会の勉強会で、こども食堂について実施する意味を強く感じたそう。
欠食の児童がいること、その子だけを支援するのではなく、
『両手を広げて「誰でも来ていいよ」と開けた場所を作りたい。』
そう思った時に、コミュニティーカフェよこまち(障がいのある人の就労支援施設)を運営している渡良瀬会がすぐに、
場所を提供してくれると快諾してくれました。
場所だけでなく、光熱費や調理スタッフの人件費も渡良瀬会が支援しています。
こども食堂の運営にかかる費用は、食材費のみ!
だから中学生以下を無料にできるのですね☆
そんなふれ愛よこまちさんのお弁当について聞いてみました!
毎回、お弁当を70食用意しています。
長年の経験から、個数を決めているそうです。
いつもメニューを決めているのはカフェの従業員の方だそうで、
この日はシーフードピラフでした!
メニューを決める時に意識していることは・・・
メニューのかぶりが少ないように、
そして、野菜がたくさんやバランスというよりも子どもたちが好きそうなものを選んでいるとおっしゃっていました。
毎回全く違うお弁当だと、より一層食べるのが楽しみですよね!
ふれ愛よこまちさんのお弁当は、どんぶりタイプのトレーに入っているので、
おしゃれでひと味違います☆とても新鮮に感じました!
利用者は小・中学生が多いようです。この日は2歳~中学生まで利用がありました!
高校生もたまに利用するとか。
日が長い時期には子どもたちだけで利用することもあるそうです。
お店も明るい雰囲気だと子どもだけでも来やすいですよね!
利用者の方は、車でお弁当を取りに来るパターンが多いですが、
自転車やキックボードに乗ってくる子もいます♪
子どもたちは車から出て、大人と一緒にお弁当の受け取りに向かいます。
運営スタッフと会話を楽しんでいました☆
常連の子どもは、運営スタッフの方と仲良しです!
『相棒』のような存在、とスタッフさんもうれしそう。
「月に2回でも夕飯を決めなくていい日があるのは助かる」と、
働くお母さんから感謝の声を聞くことがあるそうです。
働くお母さんの強い味方になれてうれしいとスタッフさんが話してくださいました。
運営してみて困っている点は、
その日によってどのくらいの人が利用するかが読めないことだそう。
「早く暗くなる時期になると利用者が減ってしまうが、
18時で完売してしまう日もある。」
天気も影響してくるので難しいとのこと。
必要としている方全員にお弁当を届けるのは、難しいのですね。
取材した日は、閉店の時点でほぼ完売の状態でした☆
お弁当を食べたい方は早めに行くといいかもしれません!
見学・インタビューを終えて―
こども食堂をやりたいと思う人だけでなく、社会福祉法人や地域にすでに根付いた活動をしていらっしゃる皆さんが手を取り合って出来上がった、足利流こども食堂ふれ愛よこまちさん。こども食堂を開設・運営しやすいようにサポートしたり、一緒に運営してくれる地域の存在の重要性を感じました。
こども食堂にも様々な形がありますが、ふれ愛よこまちさんのように、
地域のみんなで一緒にやっていこうという形が広まっていくといいなと思いました。
足利流こども食堂ふれ愛よこまち
日時:第1・3水曜日 午後5時半~6時半
場所:栃木県足利市葉鹿町735−1
コミュニティーカフェよこまち内
利用料:中学生以下 無料 (受付時に学校名、学年を聞きます)
それ以外300円
お問合せ:0284-63-2300