10月18日に「こども食堂ようき」さんを訪れました。
鹿沼高校すぐ近く、天理教本鹿沼分教会内で
毎月8・18・28日の午後4時半~6時までお弁当の配布を行っています。
お弁当は1個300円。ご予約は、電話もしくはFAX(お弁当注文票あり)で受け付けています。
こども食堂を始めたのは、2019年12月。
天理教の中には子ども食堂をやっているところが多く、話を聞いたことがきっかけ。
「宗教に関係なく、子どもの孤食やご飯を食べられない子など困っている子どもたちのために、支援をしたい」と、
まずは社会福祉協議会や子ども食堂ネットワークかぬまに相談。
子ども食堂に関するノウハウを教えてもらったそうです。
開設には鹿沼市の補助金を活用し、当初は日曜日のお昼に会食の形で開催していたそうですが、
なかなか利用者が集まらず、悩んでいた時期もあったとか。。。
そこで開催日を8・18・28日に変更、またコロナの影響もあり、現在はお弁当に切り替えて運営を続けられています。
8の付く日に子ども食堂をやるのは、末広がりで縁起が良いとされているから☆
ユニークな開催日の決め方ですね♪
今では、お弁当の配達も行っていらっしゃいます。
ようきさんがメニューを決めるときのこだわりは、先にメイン料理を決めること。
そして、食材も旬のものを入れるようにすること。
これまでのお弁当の写真も見せていただきました!
おいしそうなお弁当ばかりで、いろんなお弁当を食べてみたくなりますね☆
人気なのは手作りコロッケだそうで、
この日は、大きなカツに、里芋の煮物、スパゲティーサラダ、茄子とししとうの炒め物など盛りだくさんのお弁当でした。
お弁当で季節を感じることができると嬉しいですね♪
1回の開催で50~70食を作り、おかずのみの予約にも対応しています。
おかずだけでも予約できるのは、新しい!確かに需要がありそうです☆
調理には8人のボランティアさんが手伝いに来て下さるそうで、
前日に3人で下ごしらえ、当日の朝8時から5人で調理、盛り付けをされています。
教会内にキッチンは2つ!
メインの調理はこのキッチンで行いますが、量が多いときはもう1つのキッチンも使って、大量の料理を仕上げるんだとか☆
広いキッチンが2つもあるのは、便利✨
冷蔵庫も何個もあって、驚きました!
現在の運営費は、お弁当の300円で賄えているとのこと!すごいですね☆
卵など、食材を信者さんや個人農家の方が提供してくださることもあるそうです。
調味料はよく使うので「あればあるほどうれしい!」と。
利用者は様々で、約8割は天理教ではない方が利用されています。
「子どもの塾の送り迎えで忙しい…」と話される方がいらっしゃったり、子どもだけにとどまらず、
悩みや生きづらさを抱えるいろんな人にも利用していただいているそう。
6割の方がリピーターで、お弁当の配達を希望する利用者さんがほとんどのようでした。
これまでこども食堂を運営してきて思うことは・・・
様々な家庭に対して子どもへの支援をどう行っていくべきか、ということ。
どこまで手を差し伸べればよいのか悩むこともあり、
「迷いつつも『助ける』というのではなく、『手を差し出す』という姿勢で向き合っていいます」と話してくださいました!
真剣に子どもたちとその家庭に向き合っていることが伝わってきます☆
ようきさんではさらに、毎月1回、土曜日午後2時~4時まで無料の学習支援や子どもの預かりも行っています。
教会内にはたくさんの絵本があり、子どもたちは絵本を読んで過ごしたり、工作をする日もあるそうです。
教会の中は広いので、子どもたちがのんびりと過ごせそうでした☆
ご利用や開催日については直接お問い合わせください。
より多くの子どもたちが、ようきさんで楽しい時間を過ごせるようになるといいですね♪
取材にご協力いただきありがとうございました!
(インタビュアー:原まりや)
こども食堂ようき
日時:毎月8・18・28日(開催日はお問合せください)
午後4時半から午後6時
場所:鹿沼市万町912ー7(天理教本鹿沼分教会内)
利用料:お弁当1個 300円
お問い合わせ:090-8923―2744(福田愛子)
0289-77―5511(FAX)